2010年5月14日金曜日

2010.5.9 安政遠足 峠コース なまはげ編

出発点 侍やらヤッターマンやら
              坂本浄水場関門 これより山道

             山道をひたすら峠をめざす

              はるか眼下に坂本宿が
              決勝点に着いた フルマラソンより時間がかかった

事務局長改めなまはげでござる。
今回は蛙娘を伴い安中藩安政遠足でござる。
拙者は参年連続参回目、蛙娘は弐年連続弐回目の出場でござるが拙者は今回初めて難関の峠走に挑み申し候。
安政遠足のことは熟知しているつもりでござったがまさに井の中のなまはげ、大会を知らずとはこのこと。
坂本宿を過ぎてからの道中にはしてやられ申したがそれは後ほど。
出立は朝八時。
安中様の太鼓の音と盛大な打ち上げ花火で走り始め、妖怪変化、魑魅魍魎が坂本宿または熊野権現を目指し候。
拙者はなまはげ故に泣く子、悪い子を退治しながら走っておるといなださ~んと呼ぶ声。
昨年夏に遊岳荘に来てくれたお客さんではないか。
流石なまはげ、よく目立つ。
坂本宿までは五里の道のり。
お面のせいで呼吸は苦しく、おまけに暑くて水も飲みにくいがなにせあちこちからひっきりなしにやれ鬼だなまはげだ、頑張れとの声がかかる。
そのたびに愛想を振りまいていたらすっかりくたびれてしまい候。
坂本宿を過ぎると未知の道。
これがびっくり、いきなりの獣道で走路というより登山道でござる。
これを走るのかと思ったらみんな歩いておるのでほっとした次第。
その後も山道を登りに登って開 けた所に着いたらはるか下に坂本宿が見えて候。
このあたりから少し斜度の緩い所もありそのような所は今にもつりそうな脚を庇いながらも歩かず走って候。
山道には観客も応援もない故、面を外しておったのがたまに登山客などと会う度に正装するもいとをかし。
ひたすら山道を往くが安政遠足の真髄と思い知り候。
決勝点に走り込むと共に日本放送協会の報道陣に取り囲まれ実に快感でござった。
安中様のご計らいで蕎麦、餅、胡瓜など食し乗合自動車にて安中運動場に戻り蛙娘と再会を果たす。誠に愉快な一日でござった。

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